関数
PHPの関数は、特定のタスクを実行するためのコードブロックです。以下が関数の主な特徴です:
- 再利用可能: 一度定義すれば、プログラム内の複数の場所で呼び出せます。
- 入力と出力: パラメータ(引数)を受け取り、結果を返すことができます。
- コードの整理: 大きなプログラムを小さな、管理しやすい部分に分割できます。
- 名前付き: 各関数には識別子(名前)があり、それを使って呼び出します。
<?php
function greet($name){
return"こんにちは、" . $name . "さん!";
}
echo greet("佐藤");
?>
こんにちは、佐藤さん!と表示されます。
greet
という名前の関数を定義し、$name
というパラメータを受け取っています。関数は挨拶文を返し、それをecho
で表示しています。
引数
PHPの引数(ひきすう)は、関数に渡されるデータのことです。関数の動作をカスタマイズしたり、関数に必要な情報を提供したりするために使用されます。
<?php
function add($n1, $n2){
$answer = $n1 + $n2;
return $answer;
}
$num = add(5, 6);
echo $num;
?>
11と表示されます。
<?php
function add($n1, $n2){
$answer = $n1 + $n2;
return $answer;
}
echo add(7, 8);
?>
15と表示されます。
<?php
function calculateTotal($price, $quantity){
return $price * $quantity;
}
$tomatoTotal = calculateTotal(100, 4);
echo "トマト4個の合計:" . $tomatoTotal . "円";
$bananaTotal = calculateTotal(50,6);
echo "バナナ6本の合計:" .$bananaTotal ."円";
?>
トマト4個の合計:400円バナナ6本の合計:300円と表示されます。
この関数は2つの引数($price
と$quantity
)を持ちます。価格と数量を入れると合計金額を計算します。
<?php
function introduce($name, $age){
echo "私の名前は" . $name . "です。". $age ."歳です。";
}
introduce("鈴木",20);
introduce("佐藤",30);
?>
私の名前は鈴木です。20歳です。私の名前は佐藤です。30歳です。と出力されます。
この関数は2つの引数($name
と$age
)を受け取ります。
<?php
function orderCoffee($size = "L"){
echo $size ."サイズのコーヒーを注文しました。";
}
orderCoffee();
orderCoffee("s");
?>
Lサイズのコーヒーを注文しました。sサイズのコーヒーを注文しました。と出力されます。
$size
引数にはデフォルト値”L”が設定されています。引数を省略すると、デフォルト値が使用されます。